« 2013年6月16日 - 2013年6月22日 | トップページ | 2013年6月30日 - 2013年7月6日 »

2013年6月23日 - 2013年6月29日

2013年6月29日 (土)

わたしは友達が少ない

以前、20代後半の後輩女子がこんなことを言っていた。

「この年齢になって仲のいい友達を作るのって難しいじゃないですかー」


わたしは30近辺でもこれからずっとつきあっていきたいなあ、という友達ができた経験があるので、年齢関係あるのかなー?と疑問に思った。

しかし、最近ふと、「あれ?わたしニューヨーク来てから友達できた?」と自問してみた。
ニューヨークに来てから知り合って、仲良くなった日本人って、ほぼ皆無に等しい。
アメリカ人とかスペイン人、メキシコ人にはわずかながら仲良くなった人がいるのだが。

・・・・・・・・

わたし友達少ない・・・・?

なんでだろうと思ってちょっと考察してみた。

---------------

(1)同級生はまずいない

わたしは地方のマニアックな学校出身なので、同期卒業は数百人単位で、しかも同じ学科となると数十人である。普通に考えてニューヨークに来るやつそんなにいないだろう。
海外在留邦人数調査統計によると、平成24年(2012年)のニューヨークの長期滞在者は42,375人。(ソース
長期滞在する人が多いであろう年代は20歳から60歳と考えられるが、この年代の日本人の人口は約6549万人だそうなので、単純に割り算すると0.065%。(ソース)
これは、日本人の20歳から60歳の人のうち、1538人に1人がニューヨークへ行く、という確率である。学年1万人とかの学校だったらそりゃあ派閥が作れる程度の人数がいるだろう。さらに上位の学校だとこの確率が高まることが想像される。
最近気づいたんだけど、大きな大学の強みはこれかもしれない。ははははは、地元愛とチャレンジ精神のなさのおかげで、気づくの10年ちょっと遅れたわーーーーー。
さらに、同じ地方出身の人もあまり見かけない。単純に人口の問題である。
おお、これがよく言われる、コネなし、学歴なし、って状態か?


(2)趣味が基本的に個人プレイ系

わたしの趣味は本を読むこと、スーパーや食料品店、古着屋さんめぐり、散歩、あたりである。
なんだこの個人プレイ満載な感じ。リア充からは程遠い。そしてこういうネットスラングをニューヨーク在住を前面に出しているブログで自然に使っちゃうあたりもやばい。
さらに問題なのが、お酒がそんなに飲めなくて、お酒を飲むこと自体に価値を見出せず、「飲みに行こうぜ!!」とならないというところである。
ああ、そうか、ライブに人を誘って一緒に行く、という手があるか。しかし・・・・


(3)夫がいるので新規開拓の必要性が少ない
そうなのである。夫とはとことん趣味嗜好が合うし、勝手知ったる仲なので、何かをするために友達を作る必要がないのである。
ライブもご飯も一緒に行けばいいし。家でごろごろしてても一緒にいる人がいるかいないかでさみしさを感じるかどうかが違う気がする。
さみしさとは友達作りの大きなモチベーションである。

そこで、勝手知ったる夫に、「友達ができてなくて、だめな気がする・・・・」と心境を吐露してみた。
もちろん本人も友達が少ない夫は苦笑いというか、なんとも言えない微妙な顔をしてこう言ったのである。

「じゃあ日本では何人友達いたの?」
「えーっと・・・・1,2,3・・・・」

(4)友達が少ないのは今始まったことではなかった

・・・・・・・・ニューヨークで友達が少ない、というのは気のせいなのかもしれない。

---------------


・・・・うむ。

こんな感じで、自らを見つめたりだらだらしながら毎日を過ごしているわけだが、

「○○会(県人会とか、大学会とか、年代会とか色々)で飲みに行ったんだけどー」
「大学の同級生とBBQしたんだー」
「週末友達とめっちゃ遊んでるー」


とか聞いていると、やっぱりどの経験もない自分がダメ人間な気がしてくるのである。
本当に、こっちの社会の日本人コミュニティーに疎い。日本人なら広く知っている情報を知らない。レストランとかお店とか、そういえば美術館に安く入る方法も知らなった。まあいいか、いや、よくないだろう・・・・みたいな気持ちが気持ちが拮抗する。


ある日、これじゃいかん!という気持ちが高まっているときに、○○会に誘われた。
ちょっと悩んだけど、緊張を押しのけて行くことにした。
飲み会の場所はそれはそれはおしゃれな場所で、ややクラブっぽい作りにくらくらする。
飲み会が始まってみたら、それこそ大学のテニスサークルのようなノリ。(※すみません地方理系女のレンズを通してみた東京のゆがんだイメージです)嬌声、やたら大きな笑い声、こんな言葉はないけど自虐と他虐が入り混じる要点がつかめない会話があちこちで繰り広げられたかと思ったらものすごく遠くからカットイン。案の定ぽかーーーんとながめているしかなかったのである。


・・・・・・・・ああ、やっぱりわたしダメ人間。


しかし、行ってみてよかった。わたしはこういう集まりで『友達』を作るって無理なんだなあ、と悟ることができた。
そして、そんな無理をするなら、今のままでいいじゃん、友達少ないですがなにか?という境地に達したのである。すごい進歩よ、わたし!!
夫には、「友達百人できるとでも思ってたの?」と失笑される始末である。冷静だな・・・・

ちなみに冒頭の「この年齢になると友達ができない」と言った彼女のせりふは、続いていて、

「ニューヨークに来て、すごいたくさん友達ができたんです☆」

で終わったことを書き添えて、筆をおきたいと思います。ご清聴ありがとうございました。

2013年6月25日 (火)

メンターって必要か?

先日、米国暦が20年以上という日本人男性が、

「アメリカで生きて来られたのは、若い頃に出会ったメンター2人のおかげ。だから、皆さん(駐在員の皆さん、だったかも?)もメンターを見つけることをおすすめする」

と語っていらした。

なんかピンとこないなあと思ったのは、以前も紹介した、この本のせいだった。



Lean In: Women, Work, and the Will to Lead(Sheryl Sandberg)

以前のエントリーはこちら。
「Lean Inがめちゃくちゃおもしろい」


「メンター」についてちょっと調べてみるかーとぐぐって出てきたこの記事も、メンターバンザイ!で、他力本願まではいかないけど、なんとももやっとした。

自分のよき師“メンター”を見つけよう (Allabout)

メンターは、あなたのよき指導者・助言者です。メンターとの出会いは、あなたのキャリアをより充実したものにしてくれるでしょう。ガイドの経験などから、メンターを見つける方法をお教えします。

な、なんか「指導してもらって当たり前」「見つけたらこっちのもん」みたいな雰囲気を感じるのは考えすぎだろうか。

シェリル・サンドバーグさんは、さすがに有名人なだけあって、講演会の終わりに、「メンターになってください!」という人に取り囲まれたりするらしい。たしかにメンターやスポンサーは働く上で大事だけど、女性にとってはメンターを探すのは難しいので、その労力がちょっと違う方に行っているんじゃないか、メンターって言葉はどうでもよくて、大事なのは中身でしょう、と指摘している。
メンター探しは、まるで白馬の王子様を待っているようだ。王子様が来たら出世もできて、重要な仕事ができるようになると信じているんじゃないだろうか、とも言っていて、なんか条件を並べ立てる婚活みたいっすね・・・・とぽかーんとするわたし。


シェリルさんには親身になって相談に乗っていた女性がいたそうだ。「メンター」という言葉は使っていなかったけど、シェリルさんは彼女のメンターを自負していたので、その女性がある日「メンターがいたことがない」と発言したときには本当にびっくりして、じゃああなたにとってメンターって何?と聞いたそうな。

I asked what a mentor meant to her. She explained that it would be someone she spoke to for at least an hour every week. I smiled, thinking.  That's not a mentor -- that's a therapist.

メンターじゃなくてセラピストって!

上記のリンクにも、メンターは上位の人がいい、みたいなことが書いてあったが、64%のVice presidentレベルの男性が、女性とふたりでミーティングをするのは嫌だと考えている、という調査結果を挙げて、女性がメンターを得ることの難しさに言及。
これじゃ現在の男性ばかりがえらくなっているという社会では女性に不利だから、インフォーマルな情報交換の機会を女性にも平等に与えることの重要性を訴えている。ある企業のえらい人は、女性と2人だとあらぬ噂を立てられるのもあるので、社員と夜食事に行くのは避けて、ランチに限定しているとのことだ。確かにこれなら噂も立てられない。
そういえば、日本で、その当時の上司と夜食事に行くとき、彼は「2人で会社の近くだと噂を立てられるから」とかなり警戒していたことを思い出した。くだらないことだけど、出世(とリンクした人生)が本気でかかっている男の人たちにとってみたら、結構重要な問題なのだろう。


で、ここまで書いてみて思ったんだけど、メンターってそんなに必要なのかなあ。
友達や、仲のいい新旧同僚がある程度いれば、持ちつ持たれつで、色々乗り越えられていけるものである。
むしろ、年上の人をメンターにして、「オレの頃は・・・・」って講釈を垂れられるほうがつらいような気がするのだ。あ、これは一部の親も含まれるかもしれない。

シェリルさんも「メンターは見た目よりずっと相互作用するもの」とおっしゃっていた。
なので、やっぱり周りの友達や先輩や後輩とよくしゃべるようにしておけば、それだけで解決!である。
今はTwitterとかFacebookとか、ソーシャルメディアでいろんな方向からアドバイスをもらうこともできるし、離れた友達にもメールやメッセンジャーでいつでもコンタクトがとれるし。
ええ、先週も日本の友達にLINEで「友達ができない」と相談していましたね。ははは。


冒頭の言葉をおっしゃったのはいわゆるエスタブリッシュメント系、堅い仕事の男性だったので、失礼ながら、彼が生きてきた20年前、いわゆる伝統的なオールドボーイズネットワークでは「メンター」をいちいち設定するのはいい方法だったのかもねえ、と遠くを見る目をしてしまう。
そういう前のめりな姿勢より、なんとなく自然なつながりの方が結局長く続くし、相互作用だし、疲れなくていいんじゃないかなあとか発言したらゆとりとか草食系とかののしられるのだろうか。

ところで、この本、ついに日本語版が今週出るようです!

LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲


ちゃんとニュアンスがつかめているかわからないので、日本語版も読みたいなあー。

2013年6月24日 (月)

『ロングテール』に影響されて電子書籍を作ってみた

ちょっと前にこれまたいまさら感あふれる本を図書館で借りてきて読んだのであった。


ロングテール(アップデート版)―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 (ハヤカワ新書juice)

ちなみにわたしが読んだ英語版はこちら。

The Long Tail, Revised and Updated Edition: Why the Future of Business is Selling Less of More

いやー。古い。最初に出版されたのが2006年なので、出てきてる例もなかなか懐かしい時代のことである。
ロングテールとは、

インターネットを利用したネット販売などにおいては、膨大なアイテム(商品)を低コストで取り扱うことができるために、ヒット商品の大量販売に依存することなく、ニッチ商品の多品種少量販売によって大きな売り上げ、利益を得ることができるという経済理論。ロングテール効果、ロングテール現象、ロングテール経済、ロングテール市場という形でも使われる。(出典:IT media)

ということで、これまで「ニッチ」とされてきた商品も合わさるとすごい利益になるんだよーということがもっともよく知られている部分ではないだろうか。
インターネットでは「90年代の音楽はよかった」と言われているんだけど、その理由というか、「なんであの頃はCDが売れていたのか」というのをわかりやすく説明してくれている。

この理論はよく取り上げられているからいいとして、わたしが一番感動したのは、上から1万位とか、トップから遠く離れたものでも、ほそぼそながら売り上げはゼロにはならず、売れている、というところ。
へえええええ、これほんとなのかなあ!!どこまでニッチなものが求められているんだろう!と感動。

Amazonの事例を取り上げる中で、いわゆる週末作家の人の話とかも出てきた。
「出版」の敷居がさがっているんだなあということを再確認。また、多くの人はお金のためではなくて、自分の本を読んでもらいたい、という気持ちで出版するのだそうだ。
ためしにKindleストアを見てみると、おそらくアマチュアの人が書いた旅行記とかがいっぱいある。


・・・・これは試してみるしかないのでは?


ということでできました。




ニューヨーク、住んでみた。行ってみた。(佐藤こねほ←誰ですか!ってわたしです)


コンテンツはこちら。

・ニューヨークの食料品店 -輝け!ニューヨークのスーパーマーケット大賞-

・ニューヨークのレストラン -お寿司からハマスまで-

・ニューヨークのマーケット -見るだけタダ!-

・ニューヨークのアプリ -これで迷子知らず?-

・ミニコラム

このブログで継続的に人気のあるスーパー特集に加えて、お気に入りレストラン、マーケット、アプリの情報を入れてみた。誇るほどではないが、書き下ろし満載である。
ちなみにペンネームは夫の趣味です。もちろん本名ではない。

Kindle持ってないし・・・・というあなた。知ってました?KindleってiPhoneやAndroidの無料アプリがあるんですのよ。
アプリストアからKindleと検索するとアプリがでてきますぜ!
今ならこの本は無料なので、是非試しに落としてみてください!

さっき自分でも落としてみたのですが(タダだから)、ちょっと写真の入り方がきれいじゃないところがありますな・・・・今日中にでもちょっと直したいと思います。

ということで、たいした内容ではないですが、たくさんの方に読んでいただけるとうれしいです。
感想もお待ちしてます!

« 2013年6月16日 - 2013年6月22日 | トップページ | 2013年6月30日 - 2013年7月6日 »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

新しいブログへのリンク