2013年7月 1日 (月)

ブログをBloggerへお引越しします。さようならココログ。

ブログをBloggerへお引越しすることにしました。
はてなと悩んだんだけど、わたくしGoogleラブなので、大して比較検討もせずにBloggerにしました。

引っ越す理由は2つ。

1つは記事を投稿するのに改行が勝手に変なところに入ったり、編集しなおしても直らなかったり、というので、文章が書きあがったあとにレイアウト修正に結構時間がかかるのがストレスでした。「Shift+Enter」が板につきすぎて、普通にメールを書くときも、「Shift+Enter」を使っちゃったりね。

2つ目は昨日から適用されたトップ画面の一番上にでかでかと入る楽天の広告。デザインもへったくれもないという場所にどかーんと入って、すごく嫌だったので、もう乗り換えちゃうことにしました。
ココログのアクセス解析機能は気に入ってたんだけど、Google Analyticsで上位互換できるし。

万が一、同じことをやられる方がいたら参考になるかなと思い、移行の仕方のメモも書いておきます。(2)が鍵です。

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(1)ココログで記事をエクスポート
「ブログの管理」>「記事の読み込み/書き出し」>「書き出し」で記事をテキストファイルでダウンロード。

(2)テキストファイルをBlogger対応のフォーマット(xml)に変換

こちらのリンクで変換できます。

http://movabletype2blogger.appspot.com/

(3)Bloggerで記事をインポート
先ほどできたxmlファイルをBloggerの「設定」>「その他」>「ブログをインポート」で読み込む。

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わーい移行できたできた!
・・・・と、ふとここでココログのページを見たら、ネックだった楽天の広告が見えなくなっている。

・・・・・・・・

どういうことなの・・・・・・・・

いや、しかし、やっぱりこういう対応とかも不安定だし、Bloggerだったら全世界にユーザーがいるのでボリュームメリットみたいなものがあるだろうと踏んで、やっぱりBloggerを使うことにします!!

新しいアドレスはこちらです。

usa in wonderland
http://usa-in-wonderland.blogspot.com/

どうでもいいですが、うちのブログのタイトル、「うさ・いん・わんだーらんど」って読むのです。「ゆーえすえー」じゃないんです。

画像ファイルがココログのサーバーにアップされているのでこちらのブログは消さずにいきますが、新しい記事はBloggerの方に書いて行きますのでよろしくお願いします!

2013年6月29日 (土)

わたしは友達が少ない

以前、20代後半の後輩女子がこんなことを言っていた。

「この年齢になって仲のいい友達を作るのって難しいじゃないですかー」


わたしは30近辺でもこれからずっとつきあっていきたいなあ、という友達ができた経験があるので、年齢関係あるのかなー?と疑問に思った。

しかし、最近ふと、「あれ?わたしニューヨーク来てから友達できた?」と自問してみた。
ニューヨークに来てから知り合って、仲良くなった日本人って、ほぼ皆無に等しい。
アメリカ人とかスペイン人、メキシコ人にはわずかながら仲良くなった人がいるのだが。

・・・・・・・・

わたし友達少ない・・・・?

なんでだろうと思ってちょっと考察してみた。

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(1)同級生はまずいない

わたしは地方のマニアックな学校出身なので、同期卒業は数百人単位で、しかも同じ学科となると数十人である。普通に考えてニューヨークに来るやつそんなにいないだろう。
海外在留邦人数調査統計によると、平成24年(2012年)のニューヨークの長期滞在者は42,375人。(ソース
長期滞在する人が多いであろう年代は20歳から60歳と考えられるが、この年代の日本人の人口は約6549万人だそうなので、単純に割り算すると0.065%。(ソース)
これは、日本人の20歳から60歳の人のうち、1538人に1人がニューヨークへ行く、という確率である。学年1万人とかの学校だったらそりゃあ派閥が作れる程度の人数がいるだろう。さらに上位の学校だとこの確率が高まることが想像される。
最近気づいたんだけど、大きな大学の強みはこれかもしれない。ははははは、地元愛とチャレンジ精神のなさのおかげで、気づくの10年ちょっと遅れたわーーーーー。
さらに、同じ地方出身の人もあまり見かけない。単純に人口の問題である。
おお、これがよく言われる、コネなし、学歴なし、って状態か?


(2)趣味が基本的に個人プレイ系

わたしの趣味は本を読むこと、スーパーや食料品店、古着屋さんめぐり、散歩、あたりである。
なんだこの個人プレイ満載な感じ。リア充からは程遠い。そしてこういうネットスラングをニューヨーク在住を前面に出しているブログで自然に使っちゃうあたりもやばい。
さらに問題なのが、お酒がそんなに飲めなくて、お酒を飲むこと自体に価値を見出せず、「飲みに行こうぜ!!」とならないというところである。
ああ、そうか、ライブに人を誘って一緒に行く、という手があるか。しかし・・・・


(3)夫がいるので新規開拓の必要性が少ない
そうなのである。夫とはとことん趣味嗜好が合うし、勝手知ったる仲なので、何かをするために友達を作る必要がないのである。
ライブもご飯も一緒に行けばいいし。家でごろごろしてても一緒にいる人がいるかいないかでさみしさを感じるかどうかが違う気がする。
さみしさとは友達作りの大きなモチベーションである。

そこで、勝手知ったる夫に、「友達ができてなくて、だめな気がする・・・・」と心境を吐露してみた。
もちろん本人も友達が少ない夫は苦笑いというか、なんとも言えない微妙な顔をしてこう言ったのである。

「じゃあ日本では何人友達いたの?」
「えーっと・・・・1,2,3・・・・」

(4)友達が少ないのは今始まったことではなかった

・・・・・・・・ニューヨークで友達が少ない、というのは気のせいなのかもしれない。

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・・・・うむ。

こんな感じで、自らを見つめたりだらだらしながら毎日を過ごしているわけだが、

「○○会(県人会とか、大学会とか、年代会とか色々)で飲みに行ったんだけどー」
「大学の同級生とBBQしたんだー」
「週末友達とめっちゃ遊んでるー」


とか聞いていると、やっぱりどの経験もない自分がダメ人間な気がしてくるのである。
本当に、こっちの社会の日本人コミュニティーに疎い。日本人なら広く知っている情報を知らない。レストランとかお店とか、そういえば美術館に安く入る方法も知らなった。まあいいか、いや、よくないだろう・・・・みたいな気持ちが気持ちが拮抗する。


ある日、これじゃいかん!という気持ちが高まっているときに、○○会に誘われた。
ちょっと悩んだけど、緊張を押しのけて行くことにした。
飲み会の場所はそれはそれはおしゃれな場所で、ややクラブっぽい作りにくらくらする。
飲み会が始まってみたら、それこそ大学のテニスサークルのようなノリ。(※すみません地方理系女のレンズを通してみた東京のゆがんだイメージです)嬌声、やたら大きな笑い声、こんな言葉はないけど自虐と他虐が入り混じる要点がつかめない会話があちこちで繰り広げられたかと思ったらものすごく遠くからカットイン。案の定ぽかーーーんとながめているしかなかったのである。


・・・・・・・・ああ、やっぱりわたしダメ人間。


しかし、行ってみてよかった。わたしはこういう集まりで『友達』を作るって無理なんだなあ、と悟ることができた。
そして、そんな無理をするなら、今のままでいいじゃん、友達少ないですがなにか?という境地に達したのである。すごい進歩よ、わたし!!
夫には、「友達百人できるとでも思ってたの?」と失笑される始末である。冷静だな・・・・

ちなみに冒頭の「この年齢になると友達ができない」と言った彼女のせりふは、続いていて、

「ニューヨークに来て、すごいたくさん友達ができたんです☆」

で終わったことを書き添えて、筆をおきたいと思います。ご清聴ありがとうございました。

2013年6月25日 (火)

メンターって必要か?

先日、米国暦が20年以上という日本人男性が、

「アメリカで生きて来られたのは、若い頃に出会ったメンター2人のおかげ。だから、皆さん(駐在員の皆さん、だったかも?)もメンターを見つけることをおすすめする」

と語っていらした。

なんかピンとこないなあと思ったのは、以前も紹介した、この本のせいだった。



Lean In: Women, Work, and the Will to Lead(Sheryl Sandberg)

以前のエントリーはこちら。
「Lean Inがめちゃくちゃおもしろい」


「メンター」についてちょっと調べてみるかーとぐぐって出てきたこの記事も、メンターバンザイ!で、他力本願まではいかないけど、なんとももやっとした。

自分のよき師“メンター”を見つけよう (Allabout)

メンターは、あなたのよき指導者・助言者です。メンターとの出会いは、あなたのキャリアをより充実したものにしてくれるでしょう。ガイドの経験などから、メンターを見つける方法をお教えします。

な、なんか「指導してもらって当たり前」「見つけたらこっちのもん」みたいな雰囲気を感じるのは考えすぎだろうか。

シェリル・サンドバーグさんは、さすがに有名人なだけあって、講演会の終わりに、「メンターになってください!」という人に取り囲まれたりするらしい。たしかにメンターやスポンサーは働く上で大事だけど、女性にとってはメンターを探すのは難しいので、その労力がちょっと違う方に行っているんじゃないか、メンターって言葉はどうでもよくて、大事なのは中身でしょう、と指摘している。
メンター探しは、まるで白馬の王子様を待っているようだ。王子様が来たら出世もできて、重要な仕事ができるようになると信じているんじゃないだろうか、とも言っていて、なんか条件を並べ立てる婚活みたいっすね・・・・とぽかーんとするわたし。


シェリルさんには親身になって相談に乗っていた女性がいたそうだ。「メンター」という言葉は使っていなかったけど、シェリルさんは彼女のメンターを自負していたので、その女性がある日「メンターがいたことがない」と発言したときには本当にびっくりして、じゃああなたにとってメンターって何?と聞いたそうな。

I asked what a mentor meant to her. She explained that it would be someone she spoke to for at least an hour every week. I smiled, thinking.  That's not a mentor -- that's a therapist.

メンターじゃなくてセラピストって!

上記のリンクにも、メンターは上位の人がいい、みたいなことが書いてあったが、64%のVice presidentレベルの男性が、女性とふたりでミーティングをするのは嫌だと考えている、という調査結果を挙げて、女性がメンターを得ることの難しさに言及。
これじゃ現在の男性ばかりがえらくなっているという社会では女性に不利だから、インフォーマルな情報交換の機会を女性にも平等に与えることの重要性を訴えている。ある企業のえらい人は、女性と2人だとあらぬ噂を立てられるのもあるので、社員と夜食事に行くのは避けて、ランチに限定しているとのことだ。確かにこれなら噂も立てられない。
そういえば、日本で、その当時の上司と夜食事に行くとき、彼は「2人で会社の近くだと噂を立てられるから」とかなり警戒していたことを思い出した。くだらないことだけど、出世(とリンクした人生)が本気でかかっている男の人たちにとってみたら、結構重要な問題なのだろう。


で、ここまで書いてみて思ったんだけど、メンターってそんなに必要なのかなあ。
友達や、仲のいい新旧同僚がある程度いれば、持ちつ持たれつで、色々乗り越えられていけるものである。
むしろ、年上の人をメンターにして、「オレの頃は・・・・」って講釈を垂れられるほうがつらいような気がするのだ。あ、これは一部の親も含まれるかもしれない。

シェリルさんも「メンターは見た目よりずっと相互作用するもの」とおっしゃっていた。
なので、やっぱり周りの友達や先輩や後輩とよくしゃべるようにしておけば、それだけで解決!である。
今はTwitterとかFacebookとか、ソーシャルメディアでいろんな方向からアドバイスをもらうこともできるし、離れた友達にもメールやメッセンジャーでいつでもコンタクトがとれるし。
ええ、先週も日本の友達にLINEで「友達ができない」と相談していましたね。ははは。


冒頭の言葉をおっしゃったのはいわゆるエスタブリッシュメント系、堅い仕事の男性だったので、失礼ながら、彼が生きてきた20年前、いわゆる伝統的なオールドボーイズネットワークでは「メンター」をいちいち設定するのはいい方法だったのかもねえ、と遠くを見る目をしてしまう。
そういう前のめりな姿勢より、なんとなく自然なつながりの方が結局長く続くし、相互作用だし、疲れなくていいんじゃないかなあとか発言したらゆとりとか草食系とかののしられるのだろうか。

ところで、この本、ついに日本語版が今週出るようです!

LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲


ちゃんとニュアンスがつかめているかわからないので、日本語版も読みたいなあー。

2013年6月24日 (月)

『ロングテール』に影響されて電子書籍を作ってみた

ちょっと前にこれまたいまさら感あふれる本を図書館で借りてきて読んだのであった。


ロングテール(アップデート版)―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 (ハヤカワ新書juice)

ちなみにわたしが読んだ英語版はこちら。

The Long Tail, Revised and Updated Edition: Why the Future of Business is Selling Less of More

いやー。古い。最初に出版されたのが2006年なので、出てきてる例もなかなか懐かしい時代のことである。
ロングテールとは、

インターネットを利用したネット販売などにおいては、膨大なアイテム(商品)を低コストで取り扱うことができるために、ヒット商品の大量販売に依存することなく、ニッチ商品の多品種少量販売によって大きな売り上げ、利益を得ることができるという経済理論。ロングテール効果、ロングテール現象、ロングテール経済、ロングテール市場という形でも使われる。(出典:IT media)

ということで、これまで「ニッチ」とされてきた商品も合わさるとすごい利益になるんだよーということがもっともよく知られている部分ではないだろうか。
インターネットでは「90年代の音楽はよかった」と言われているんだけど、その理由というか、「なんであの頃はCDが売れていたのか」というのをわかりやすく説明してくれている。

この理論はよく取り上げられているからいいとして、わたしが一番感動したのは、上から1万位とか、トップから遠く離れたものでも、ほそぼそながら売り上げはゼロにはならず、売れている、というところ。
へえええええ、これほんとなのかなあ!!どこまでニッチなものが求められているんだろう!と感動。

Amazonの事例を取り上げる中で、いわゆる週末作家の人の話とかも出てきた。
「出版」の敷居がさがっているんだなあということを再確認。また、多くの人はお金のためではなくて、自分の本を読んでもらいたい、という気持ちで出版するのだそうだ。
ためしにKindleストアを見てみると、おそらくアマチュアの人が書いた旅行記とかがいっぱいある。


・・・・これは試してみるしかないのでは?


ということでできました。




ニューヨーク、住んでみた。行ってみた。(佐藤こねほ←誰ですか!ってわたしです)


コンテンツはこちら。

・ニューヨークの食料品店 -輝け!ニューヨークのスーパーマーケット大賞-

・ニューヨークのレストラン -お寿司からハマスまで-

・ニューヨークのマーケット -見るだけタダ!-

・ニューヨークのアプリ -これで迷子知らず?-

・ミニコラム

このブログで継続的に人気のあるスーパー特集に加えて、お気に入りレストラン、マーケット、アプリの情報を入れてみた。誇るほどではないが、書き下ろし満載である。
ちなみにペンネームは夫の趣味です。もちろん本名ではない。

Kindle持ってないし・・・・というあなた。知ってました?KindleってiPhoneやAndroidの無料アプリがあるんですのよ。
アプリストアからKindleと検索するとアプリがでてきますぜ!
今ならこの本は無料なので、是非試しに落としてみてください!

さっき自分でも落としてみたのですが(タダだから)、ちょっと写真の入り方がきれいじゃないところがありますな・・・・今日中にでもちょっと直したいと思います。

ということで、たいした内容ではないですが、たくさんの方に読んでいただけるとうれしいです。
感想もお待ちしてます!

2013年6月18日 (火)

ニューヨーク地下鉄との終わりなき戦い

今日はニューヨーク地下鉄事件ファイルをお送りしたい。

事件ファイル1-Cash Only事件

ある日、とても遠くに行かなきゃいけなくて、わたしはとてもあせっていた。
運悪く、メトロカードの残高が足りなくて、券売機でチャージをしようとしたら、無情にも、

「Cash Only」

と表示されている。
うおおおおお、現金2ドルしかないよーーーー初乗りに足りないよーーーーーーー
有人カウンターに行って、これでチャージして!とデビットカードと一緒にメトロカードを出したら、

「Cash only!

と断られる。
なんてこったい・・・・・

近くのATMでお金をおろしたところ、さっきキャッシュオンリーって言われた駅よりも近い駅があるのを発見。
そちらの駅からでも行けるということに気づいたので、券売機へダッシュ。
さっきおろしたばっかりの20ドル札を握りしめてメトロカードをチャージしようとしたら、

「Card Only」

と表示されていたのであった。

・・・・・・・・

とりあえず20ドル札をしまって、デビットカードを取り出した。
さらにそのとき、お財布の中に別の20ドル札が入っていることに気づいたのは別の話である。


事件ファイル2-空っぽで走り去る緑の電車

その日もわたしは急いでいた。緑の電車に乗って、マンハッタンを脱出しなければいけなかったのである。
しかし、マンハッタンの真ん中あたりの駅で電車は止まり、
「急病人がいるのでちょっと止まります」
とか放送している。

5分ほどして、
「みなさん、ここで降りてください」
という車内放送が。ええええええええ?急病人で止まったのに、なんで全員をおろすの???

ぞろぞろとホームに出る人々。
あるおばちゃんは、
「おかしいわよ!なんで全員降りなきゃいけないの?絶対何か起きたんだわ・・・・」
とか怪しんでいる。
しばらくして電車のドアは閉まり、そのまま進行方向へ走り去って行ったのであった。

ん?進行方向へ・・・・????
乗せてってよ!!!!


事件ファイル3-青い電車の瞬間移動

ええ、その日も急いでいた。青い電車に乗らなければならない。
ばっちりチャージしたメトロカードでするっと改札を抜ける。ホームに行った瞬間、駅で放送が流れた。
「今日工事なのでE線の電車ありませーーーん
・・・・・・・・
もうホームまで来てしまっているんですけど!!!

駅を出て別の駅に行くのは悔しい。なぜならもう2.5ドル払っているから!
仕方ないので路線図を見たところ、逆方向に向かう別の路線に乗って、そこからもう1回乗り換えれば目的地に到着できそうである。
別の路線に乗って少し行った駅で乗り換えを待っていると、存在しないはずのE線の電車がその駅を走っているのである。
な・・・・なぜ?さっき今日はE線ないんじゃないの?と思いながら乗ってみる。
猛スピードで連れていかれた先はどう考えてもE線の駅ではない。日本で行ったら、京浜東北線に乗ったはずなのに、中央線の快速の駅に連れていかれたようなものである。
これはまずい!と思って途中の駅の張り紙を見たところ、
「今日、E線はF線の線路を走るよん」
とかおっしゃっていらっしゃる。京浜東北線と偽った青い電車が実は中央特快で、中野を出たら国分寺まで行っちゃう感じである。恐ろしい。
・・・・・・・・いや、だったらおとなしく運休にしてください。まじで。

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特に第3の事件はちょいちょい発生するのである。この前もバッテリーパークに行くはずが、ブルックリンに連れていかれるという事案が発生した。
さすがにちょっと対策を考えてみた。


対策1. お出かけ前に情報収集
ニューヨーク交通局をTwitterでフォローしてみたところ、結構マメにサービス変更についてつぶやいているようだった。また、アプリを出しているので、インストールしてみることにした。
Weekender(iTunes)
問題はこれをわたしがちゃんとチェックするか、というところである。


対策2. 路線図が書かれたiPhoneケースにしてみる
これは常に別のルートを人力で検索するために。オフラインで使える路線図をスマホに入れる、というのもありだけど、万が一電池が切れていたら困るのでケースにしてみたらどうかなあと思っている。
チャイナタウンで5ドルで発見したので、早いところ買いに行きたい。


対策3. あきらめる、すべて地下鉄のせいにして遅刻を許す
これが一番でしょう。少しくらいの遅刻は許せる、おおらかな人間になりたいものです。


今日、アメリカ人の人が、
「日本人と働く時はBe ontime!!
と力説しているのを聞いて微妙な気持ちになったわたしであった。

2013年6月11日 (火)

『MAKERS』に出てきたスタートアップ企業やサイト一覧

おいおい、どんどんニューヨーク情報じゃなくなっていくよ・・・・と思いつつ、ほぼ趣味なので書いちゃうぞ!!

スタートアップ企業は、日本だと「ベンチャー企業」と呼ばれているような企業のことである。
以前読んだこの本『MAKERS(メイカーズ)』に出てきたスタートアップ企業やサイトは、わくわくするようなところばかりなので、リストを作っておこうと思った。

はい、つまり個人的なメモに等しく、ニューヨークおしゃれ情報を求めている方にはまったく不要なエントリーですが始めます。カッコの中のカタカナは本書内の表記です。



MAKERS―21世紀の産業革命が始まる

【メイカーズ関連】
MakerBot
3Dプリンターの会社。ブルックリンにあるらしい。

MyDIYCNC
CNC装置の会社。

Epilog(エピログ)
レーザーカッターの会社。

Z Corporation(Zコーポレーション)
3Dスキャナーの会社。


【著者のプロジェクト・企業関連】
Slashdot(スラッシュドット)
英語サイトは、「nerd向けニュースサイト」ですって。

Ning(ニング)
任意のソーシャルネットワークを立ち上げることができるサイト。使ってみたい。

GeekDad(ギークダッド)
「子供と一緒にできる楽しい技術系プロジェクトを探しているうちに」できてしまった会社らしい。すごいな著者。

SparkFun(スパークファン)
「オープンソースハードウェアのコミュニティのために電子部品を設計、製造、販売する」会社らしい。すごい時代だ。

3D Robotics(3Dロボティクス)
結局著者が立ち上げた航空ロボットビジネスの会社。サイトを見て初めて気づいたけど、すごいリアルである。おもちゃの域を余裕で超えてる。


【自動車系】
Local Motors(ローカルモーターズ)
オープンソース乗用車を生産している会社。ラリーファイターという車が有名だそうだ。

Tesla Motors(テスラ)
電気自動車の会社。


【クラウドファンディング系】
Kickstarter(キックスターター)
スタートアップが支持者・資金集めができるクラウドファンディングサイト。みてると結構楽しい。

indiegogo(インディーゴーゴー)
クラウドファンディングサイト。

RocketHub(ロケットハブ)
こちらもクラウドファンディングサイト。名前がうまいな。

Funded By Me(ファンデットバイミー)
こちらもクラウドファンディング。


【スタートアップ】
Aliph(アリフ)
Jawboneというところに買収された??
骨伝導ヘッドセットの会社。ノイズアサシン、ってすごい名前である。

JELLYFISH ART(ジェリーフィッシュアート)
キックスターターでお金を集めて実現した、クラゲ専用水槽。クラゲって、普通の水槽だとだめなんですってーー。

Pebble(ペブル)
スマートウォッチ。携帯とつながって、メールやソーシャルメディアの更新ができるらしい。未来だわーーー。

LUNATIK
ナイキの元クリエイティブディレクターが立ち上げたプロジェクト。スポーツのときにiPhoneを使えるようにするためのいろんなアクセサリーのようである。

peak design
本文中には社名が出てこない。「キャプチャー(capture)」という洋服屋バッグパックにカメラをワンタッチでつけられるクリップを売っている。

Quirky(クァーキー)
クラウドを使って、アイディアを公開評価して、残ったものを商品化する、アイディア商品だったり、おしゃれ商品を開発する企業。

Etsy(エッツィー)
手作り品、芸術品を売買するためのプラットフォームを提供。最近こういう系たくさんあるけど、老舗なだけあって、おしゃれーーーである。


【著者のヒーロー】
Scaled Composites(スケールド・コンポジッツ)
航空会社。わたしが大好きなヴァージングループの会長、リチャード・ブランソンさんの宇宙船を開発しているらしい!!

BrickArms(ブリックアームズ)
レゴのアクセサリーを売っている会社。ニッチ・・・・じゃなくて、ロングテールである。

Square(スクエア)
iPhoneのイヤホンジャックに小さな読み取り機をさして、クレジットカードの決済ができる装置・プラットフォームを提供する会社。Twitterの会長が立ち上げたもうひとつの会社である。


【クラウドファクトリー】
MFG.com(MFGドットコム)
カスタム製造委託サイト。仕様書とCADファイルを送れば全世界のサプライヤーから見積がとれて、製造までやってくれるらしい。すごいな。工場いらなくなるわ、これ。

Alibaba(アリババ)
こちらもクラウドファクトリーの中で紹介。日本語のサイトもあるんだーーー知らなかった・・・・当然か。

Shanzai(シャンツァイ産業)
ありゃ、Google先生からのリンクが見えなかった。見えるようになったらリンクしておきます。こちらもクラウドファクトリー系。

Ponoko(ポノコ)
ウェブからレーザーカットや3Dプリントの製造請負を依頼できるサイト。さらに自分で設計したものを売ることも可能。うおおおお何か作りたくなってくる!

Shapeways(シェイプウェイズ)
こちらも上記のポノコと似ている。小さなもろもろがトップ画面に出てきてかわいい。


【その他】
Open Source Ecology(オープンソースエコロジー)
抜粋:「現代的で居心地のいい小さな村を作る」ために必要な、小型の製材機や超小型の刈り取り脱穀機など、50種類のオープンデザインの機械を開発している

Instructables(インストラクタブルズ)
DIYサイト。これはみてたら飽きなそう。

ーーーーー

読んだ方、抜けている情報があったらそっと教えてください。

いやー改めてまとめてみて、これからはこれまで「ニッチ」とされていたものがどんどんC2Cで売られていく時代なんだなあ、ということを実感した。
この本はこういう企業のストーリーがふんだんに盛り込まれていて、どれもこれも「未来を感じる」ものなので、そういう楽しみ方もありなんじゃないかなと思う。
製造業の方たちは戦々恐々とするかもしれない。何を隠そう、うちの夫も美術系の仕事をしているけど、こういう動きには出遅れちゃいけない、とiMac27インチを買って、CADソフトも入れて、とやる気満々である。

いまのところ、超スタイリッシュでかっこいい、自慢のiMac27インチは、ゲームとネット専用機になっているんだけど・・・・

22万円が・・・・(円建てで買った)

ということで、iMac27インチを立ち上げるたびに「22万円」という呪文を唱えて、今年中には上記の会社を使って、何かしたいなあと密かに誓いました。

2013年6月10日 (月)

「欧米」というくくりに物申す

よく、「欧米」というくくり方が使われるけれど、今日はこの言葉に異論を唱えたい。
「欧」と「米」は全然違うのである。

わたしはどちらかというと旅行やら長期滞在やらで欧州のほうがなじみがあって、ニューヨークに住む前には、米はつまみ食い程度の経験だった。
住むことになり、まじまじとニューヨークを観察してみて、欧州とここが違うなーと思った3点を挙げていきたい。


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(1)フルメイク・ブランドものを持って街を歩く女性が多い

これは本当にびっくりした。日本と変わらないじゃん!と。
欧州だと、いつもはノーメイクで、友達と夜遊びに行くときはおしゃれしてメイクするかな・・・・って人が多いので、アメリカ人にまで化粧の薄さを指摘されるわたしとしては、女性のきらびやかさがまぶしい。
ブランドものは、欧州だと例えばヴィトンとか、シャネルとか、その辺のバッグを持って歩いてる人はあんまりいないような気がするのである。(ちなみに今ニューヨークで人気なのはバッグはMichael Korsとか、Marc Jacobs。靴はトリー・バーチとルブタンっぽい。わたし観察だけど東京とトレンドが似ているような)
ニューヨークに住んでる人はお金持ち・・・・ということなのかなあ。さらに言うと、そういういいものを持っていても浮かないし、スリに狙われないということなのだろうか?


(2)食事はビジネスの次であり、そんなに重要じゃない
ブレックファーストミーティング(!!)とかパワーランチといわれているミーティングやイベントのときのご飯は、よほどいい相手じゃないと(※経験なし、ビュッフェはあったけど)ファーストフードみたいな、ラップとかサンドイッチを食べながら話す、というスタイルになる。場合によっては立食。
さすがに日本でランチミーティングのときは、そこまでではなかったような気がするし、むしろ、ビジネスだからそこそこいいお弁当が食べられたりした気がする。
その他にも、「ポテチを!食事と一緒に!食べるなんて!!!」とか、「なんで巨大チョコチップクッキーがサンドイッチと一緒にランチボックスに入ってるの!!!」とか、食べることに対して突っ込みたいところはたくさんある。
だいたい、ブレックファーストミーティングって7時半から始まったりするんだけど、眠いし、朝ごはんゆっくり食べたいし、ほんとアメリカでビジネスしてる人たちは意識高いなもう・・・・とミレニアル世代でごはん命なわたしは思うわけです。
ああ、欧州ののんびりご飯を食べて、コーヒーまで飲む生活習慣が懐かしい。
ぶーすか言ってますが、基本的にニューヨークの外食はおいしいですはい。


(3)店員さん、役所の人がてきぱきしている
日本に比べたらそうでもないかもしれないけど、まーーーー店員さんも役所の人もよく動くし、仕事速い人が多い。
欧州だと、最初にオーダー聞いてもらうのも待って、料理が出てくるまでも待って、お会計を持ってきてもらうのにも待って、おつりも待って、というかんじで合計待ち時間が相当長いんだけど、アメリカは席に着いた瞬間にオーダー聞かれるし、料理もかなり早く出てくるし、お会計は食べ終わったくらいに持ってくるし、なんかすごいわ。

・・・・ん、やっぱりこれは東京ではないか?

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ということで、よく皆さんに「慣れた?」と言われてたんだけど、「慣れるもなにも東京とほぼ一緒だしなあ・・・・」と思っていたのは、欧州経験があったからかもしれない。

欧州をディスってるわけではないんだけど、あののんびりさ、社会保障の手厚さが生む堅さとぬるさが同居した感じは、アメリカ、というかニューヨークにはない。ニューヨークはもっと必死で、意識が高く、「儲けたいし、効率第一!でもリベラルでもいたいし、文化的にも発展したいぜ!」っていう雰囲気である。

・・・・めっちゃ東京じゃん。

少なくとも、欧州と米国より、東京とニューヨークのほうが似ているんじゃないかなあ。
おそらく、むかしむかし、ペリーが浦賀にやってきたくらいの頃は、欧米ってくくれちゃうくらい、東京とニューヨークに差があったのかもしれない。
でも、戦争が終わって、日米なんとか条約とかが効力を持つようになって、米との距離が近くなった結果、欧州と米よりも日本と米の方が雰囲気が近くなっちゃったんじゃないだろうか。

なので、「欧米」というくくりをやめて、「日米」と「欧州」でいいんじゃない、とこんなインターネットの片隅で提案したい。

まあ、欧州にも、スイスみたいな「超しっかり国家(そして裏の顔が謎)」があるし、食事をおろそかにしてるイギリスと、南欧みたいな「ごはん命!」な人たちの集まりもあるし、ニューヨークと米国内のその他の都市もきっと全然違うだろうから、なんとも言えないけどねーー、と最後に弁解して、言い逃げしつつ、みなさんの反応を待ちたいと思います。

2013年6月 1日 (土)

ニューヨークで一番好きな場所は?と聞かれたら

もし、「ニューヨークで一番好きな場所は?」と聞かれたら、絶対、
「図書館!!!」
と答えようと準備している。

残念ながら、まだ誰にも聞かれていないが。

20130601t210611_1


この写真の5Aveにある古い図書館も素敵だけど、そうじゃない、ニューヨーク中に点在している公立図書館が本当に好きだ。

イメージキャラクターはライオン。

20130601t211301_0

こちらは、5Aveの古いすてき図書館(※正式名称わからない)にあった、レゴでできたライオン。すごい!


ある日のこと、ふらりと入った図書館で、利用者カードを作ろうとしたら、
「住所がわかるPhoto ID持ってきて」
と言われて玉砕した。

またPhoto IDですか・・・・住所が入ってるPhoto ID、持ってないんですよわたし!!
「パスポートじゃだめですか?」
と聞いたところ、
「パスポートと、名前が入ってる光熱費の請求書を持ってきてくれればいいよ」
とのことであるが、我が家は大家さんとの交渉の結果、電気代と水道代が家賃に含まれてしまっているのである。

にやにやと図書館のカードを見せびらかしてくる、天下のPhoto ID、労働許可証を持っている夫。
憎い・・・・
(念のためですが、わたしも労働許可ありで働いてるんだけど、ビザに労働許可がついているので、Photo IDがない)

要は住所が証明できればいいんでしょ!ということで、パスポートとアパートの賃貸契約書を持って行ってチャレンジしたところ、受け付けてくれるとのこと!

やったーーーーー!!

しかし、そのとき。カードのアプリケーションフォームに、
「ファミリーカードを作りますか?」
という項目を発見した。

・・・・・・・・

Photo IDを持ってる夫にファミリーカードで作ってもらえばよかったんじゃん・・・・
「なんのために結婚したのよ、わたし!!こういうファミリーサービスを受けるためじゃないの!?」と自分を責めるが、もちろん後の祭りである。
・・・・この情報がどなたかの役に立ちますように。

20130601t210611_8_2

じゃーーーーん。
ともあれ、カードは手に入れた。
なぜかキーホルダーサイズのカードもついていた。裏にバーコード入り。


前置きというか脱線したけど、ニューヨークの図書館の雰囲気がすごく好きなのは、こんなところ。

(1)設備が充実している
本はもちろん、広い机や自習室があるところが多いし、インターネットに接続できるパソコンもたくさんある。

Photo1_4

こちら、マンハッタンのど真ん中にある図書館の机スペース。
広い!!
もちろん無料Wi-Fiもあるし、電源が取れるところも完備。
日本のマンガの英語版も置いている図書館があってびっくり。


(2)サービスが充実している
先日紹介した、無料英語クラスのほかにも、図書館独自で色々なサービスを提供しているようだ。
職業訓練的なパソコン教室やMS Officeのクラス、瞑想やらZumbaまで、その分野は幅広い。
(英語クラスに登録したときの記事→こちら)
さらに、仕事の紹介までやっているそうで、日本でいうところのハローワーク的機能もあるのだろうか。

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この前、Foursquare(位置登録系アプリ)で図書館にチェックインしたら、こんな広告がでてきて、40万人も!?というのと、広告をFoursquareに出してるの!?と2重にびっくりした。

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別の日は、郊外の図書館の前にこんなバスが停まっていた。
何かと思って聞いてみたら、バスの中にブロンクスリバーを再現しているという。

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なんだかいいなあ、こういうの。「Find a beaver!」と書いてあったので、乗っていた女の子(推定5歳)と一緒に探した。

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おお、いた!!

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うさぎもいた。むふふ。

(3)図書館が地域発展に非常に貢献している
充実した設備やサービスを見てわかる通り、図書館はただ本を貸し出すというサービスを提供しているのではなく、地域に密着して、その地域の人たちの生活をよくしようというミッションが根付いているような気がする。
そのミッションに賛同して働いているスタッフの人たちも、基本的にはやりがいを感じているからか、親切で熱心な人が多い。(図書館のスタッフに女性が多いのはなんでだろうなあ。日本でもそうだけど)
各種無料のクラス・サービスは、多民族社会のセーフティーネットになっている部分もあると思う。
なので、収入のあるわたしがそのサービスをあんまり使いすぎるのはどうかな・・・・と思う面もあるけど、ちょっとこの問題は次回以降にでも。

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ということで、こんな素晴らしい図書館だけど、今はニューヨーク市からの予算カットに直面している。
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こちらは予算カットに反対する活動のページのスクリーンショット。
この『STOP THE CUTS!』はスローガンになっていて、最近、図書館の入口とかによく貼ってある。
コスト削減って、こういう短期的に成果がわかりづらい、図書館のような教育・文化的事業から行われるんだろうなあ・・・・と複雑な気持ちである。

そう、お金持ちの人って、図書館使わないしね・・・・

図書館のスタッフの方が言うには、以前は日曜日も開いている図書館が多かったそうなの実はこれまで4年間予算はカットされ続けているらしく、その結果、日曜日は閉館する場所がほとんどになってしまったという。
今回の大幅な予算カットを受けたら、土曜日も閉館しなければいけなくなるかも・・・・という話である。土曜日に図書館が開いてないなんて!!そんなのありえない!!!

ということで、わたしは図書館好きすぎだし、恩恵にあずかりまくりなので、サイトから投書を送ってみたら、数日後に市長の名前で返事がきてびっくりした。
いわく、2001年から、図書館の予算は4000万ドル増やされたそうで、それを持続可能的な運用にするために、バランスの取れた予算にしようと思っている、とのことであった。
こういう投書をしたことがほとんどないので、具体的な数字が入った返事がきたことにびっくりしたのであった。


ともあれ、以下のリンクから図書館の『STOP THE CUTS!』活動のページに行けるので、興味のある方、サポートされたい方はどうぞ。

Stop the Cuts (New York Public Library)

友達諸君、ニューヨークに来てくれたときに図書館しか案内できなかったらごめん・・・・
好きな場所の次点はグリーンマーケットと蚤の市なのでそれで勘弁してください。

2013年5月30日 (木)

世界のフラットさを情報伝達手段から考える

先日書いたこちらの記事、特にミレニアル世代の方たちや、その世代を応援したいという方たちに読んでいただいて、うれしいフィードバックもたくさんいただいた。

過去エントリー:「オレがオレが」なミレニアル世代が世界を救う?


「ああ、こういう経験ある!」だったり、「スマホ洗濯機の例がすごくよくわかる」というようなミレニアル世代の普段は隠されていた心の叫びだったり、少し上の世代の方からはこんなコメントも。

Tweet_3


おそらく、FacebookやTumblrを初めとする、アメリカでその影響力が認められているIT系スタートアップ(=ベンチャー企業のこと)はミレニアル世代が経営しているものが多いので、「最初は何をやっているかわからないけど、無視できない大事な存在」と捉えられているんだろうなあ。


さて、冒頭のミレニアル世代の記事の中にも転載したのだけど、TIMEのあの記事が言う、
「ミレニアル世代の世界は平等(Their world is so flat that they have no leaders)」
について、なんでなんだろう?と考えていた結果、

「情報伝達手段が平等で、誰もが発信源になれるし、誰もが有益なフィードバックを返す存在になれるからじゃない?」
という仮説に行きつき、こんなエントリーを書いてみることにした。


今日のエントリーでは、「情報伝達」の手段を、

A. 情報の宛先の数→ユニキャストか、ブロードキャストか?
B. 情報の媒体→紙か、データか?


のふたつで分割してみようと思う。
思考実験なので、「町の掲示板みたいのはどうなんだ」というツッコミは勘弁してくだせえ。


ちなみに、ユニキャスト、ブロードキャスト、というのは、インターネット関連の技術でよく使われる言葉で、

ユニキャスト:1対1の通信
ブロードキャスト:1対複数の通信


のことを指す。この辺の言葉がどのくらい一般的なのかわからないので念のため解説。
(中学くらいからどっぷり情報系理系女なのでわからないのである・・・・)


ということで、このふたつの要素で情報伝達手段を分けてみると、こうなる。

4

それでは、ひとつずつ見ていきたい。


(1)ユニキャスト+紙

要は手紙。はるか昔、聖徳太子が使った手法で、今でも残っている。
あと、印刷技術が広まる前の詩や物語は、みんな書き写していたんだよねえ。源氏物語とか。
この方法、何よりも時間がかかる。紙の紛失を恐れて書き写すのも大変だし、書き写す人が間違える可能性もなきにしもあらず、とにかく信頼性も低い。パケット再送とかできないし。
しかし、1対1で、基本的に相手の立場や自分の立場を考えて、特化したメッセージを伝えることができるので、「気持ちが伝わる」というのはいまだに特徴として挙げられるのかもしれない。
あえて図を描くとこんなかんじ。
Photo_3
上が聖徳太子バージョン、下が源氏物語バージョン。
年賀状がここに入るかはちょっと微妙だけど、ひとりひとりに手書きメッセージを入れていたら入れてもいいとしよう!


(2)ブロードキャスト+紙

新聞とか正党機関紙、雑誌。
フランス革命のときにばらまかれた、マリーアントワネットを中傷するビラ(こんな感じ)なんかもこれに入る。(何を隠そうわたしはベルばらファン)
手紙よりは情報が伝搬する範囲が広いので、自分の考えをたくさんのひとに伝えたいとき、仲間を作りたいときに有効。本とか同人誌もここに入る。

Slide2


図はこんなかんじ。
何より紙でブロードキャストするのには昔は版画、今でも大きな印刷機がないといけないので、お金がかかる。
印刷そのものにもやっぱり時間がかかるし、印刷後は記載を修正のが大変なので、印刷するまえに推敲を重ねる時間も必要で、時間もかかる。
さらに、情報の受け手側は、「この記事なんかおかしくない?」と思っても伝える手段が投書とかで、ちょっとハードルが高い。

この方式は、行きわたる情報の範囲は広いんだけど、「情報の受け手どうしでの情報交換があまりない」という点も挙げられる。
もちろん、「ねえねえ、あのアントワネットの悪口読んだ?」というのを噂することもできるけど、基本的には情報の受け手は受け手であって、もしかしたらアントワネット様の大ファンかもしれない人に「悪口見た?」とか言うのは危険だし・・・・
ちょっと例が極端かつ趣味に走りすぎたかもしれない。


(3)ユニキャスト+データ

電話とかFAX、電報とかがここに入る。
媒介するものが紙の時と違うのは、即時性と双方向性。伝えたいことをすぐ伝えられて、さらに相手のレスポンスをすぐに得られる。

Photo_4



ちゃんと相手に伝わった、ということがすぐに確認できるので、緊急の連絡には非常に向いている。
こういうちゃんとした(?)情報の伝搬だけじゃなくって、自分のぱらぱらとしたまとまりのない感情を伝えるのにも向いているといえる。ああ、昔、長電話とかしたなあという気持ちである。
ただし、電話代は特に国際電話とかになっちゃうと高いし、時差も気になる。
また、当たり前だけど、連絡網とか言いつつ5人に電話しろ、っていうのは大変だし、相手が超忙しいのに電話をずーっと鳴らし続けたら嫌われるかもしれない。


(4)ブロードキャスト+データ

ブロードキャストと言えばまずはテレビ、そして最近(でもないけど)ならインターネット。
大勢でやる電話会議もこれに入る。


アントワネット様の風刺画のように、同じテレビを持っている人もでも、誰が何を見ているかはよくわからないし、どんな感想を持っているかも基本的にはクローズド。
そのため、影響度を測る物差しとして、視聴率というサンプリング調査が行われている。(共通言語のように「月9見た~?」という会話を繰り広げるグループに一瞬足を突っ込んだことがありましたがそれはさておき)
数字だけじゃねえ、ということでテレビ局側ももっと細かいフィードバックがほしくて、アンケートとかしているのかもしれない。
さらに(2)の新聞とかに近い部分として、たとえば
「納豆がダイエットにいいって嘘っぽくない・・・・?」
と思っても、それを確認するにはテレビ局に電話しなきゃいけなくて、それですらめんどくさいのに、きっとつながったらつながったで、
「視聴者の皆様の貴重なご意見として承ります」
とかマニュアル通りの対応を受けるのだろう、想像だけど。だから、放送内容を検証する社内組織や団体がいる・・・・のだと思う。

しかし、我らがミレニアル世代の味方のインターネットさんはここがちょっと違う。

Photo_5

まず、誰かがネタ(と書いたけど、記事でも自分の考えでもなんでもいい)をオレンジ矢印の方向に投下したとしよう。
そしたら、それがフォローしている人の目にとまる。上の図だと、その人をフォローしている人は1人しかいないけど、そのたったひとりの人が、その情報を自分のフォロワーに流して、さらにそのフォロワーが自分のフォロワーに流して・・・・とどんどんシェアされていく。
さらに、そのネタを受けた人は、赤い矢印のように自分の考えをいろんなところで表明し始める。
これについてはどう思う、こう思う・・・・各自のSNS上の設定にもよるけど、基本的には個人の意見は可視化されていて、広く見ることができる。
これらのいろんなところで発生したフィードバックを、ネタの発信者はすぐに手にいれられる。

そして、インターネットに接続できる端末を持っていて、インターネット接続料金を払ってさえいれば(無料Wi-FiでもOK!)、だれでもネタの発信元になれる。
もちろん、受けるフィードバックはすべてが友好的なものではないだろうし、時にはめんどくさいと思うこともあるけれど、双方向+速い+広い影響範囲のコンボ!!
さらに、ネタはもちろん玉石混交で、いいものもあれば嘘もあるので、ノイズから必要な情報を得るという力を養う必要がある。

--------

ここまで書いてみて気づいたのだけど、友達とのおしゃべりとか、深い議論とかは(1)か(3)の方法がいいような気がする。もしくはクローズドな(4)。
最近、SNS疲れと言われているのって、(1)か(3)の方法で解消すればいいコミュニケーションを、オープンな(4)の方法で解消しようとして失敗しているのではないだろうか・・・・

ともあれ、(4)は広くフィードバックがもらえることに大きなメリットがあるのだなあ、ということを再確認。ということで、Twitterの非公開設定は今日でやめてみた。
この辺についての考察は今後していきたいと思う。


相変わらずニューヨークあんまり関係ないエントリーが多くてすみません・・・・

2013年5月28日 (火)

ホットドリンクをストローで飲んでいる人たち(美意識高め)

ニューヨークに来て以来、ずーーーーーーっと謎だったことがある。
それは、

ホットドリンクをストローで飲んでいる人がやたらいる

ことである。

最初は冷たい飲み物なのかな?と思ったのだけど、最初に見かけたのは真冬の街角、どう考えてもホットドリンクである。
ダンキンドーナツの大きな紙カップからもにょきっ、スタバの見慣れた白い紙コップからもにょきっとストローが伸びている。


・・・・・・・・意味わかんない。
絶対暑いしやけどするでしょ!


そして先日、5月とは思えないくらい寒いある日、やっとこの謎が解明した。
ネイティブの子と街を歩いていた時、やっぱりスタバの白い紙コップのプラスチックの蓋にさした緑のストローからホットドリンクを飲みながら、「freezing!!!」と体を震わせているお姉さんを見かけた。
「寒い!」と言いながら冷たい飲み物を飲んでいたらただの変人である。


「あれさ、あったかい飲み物だよね?なんでストローで飲んでるの?やけどしそうじゃない?」
と聞いたところ、ネイティブ子はああ、となんともない様子で答えたのであった。

「ストローで飲むと、歯にステインがつきにくいんですって」

!!!!

まじでか!!
でもやけどするよね・・・・?と聞いたところ、「するでしょうねー、あははーー」とのこと。

アメリカ人よ、喉にやけどをしようとも、歯が大事なのですか・・・・・・・・!?
歯の方が確かに恒久的なものかもしれないけど、そのために日常的にやけどしてたら毎日がつらくない・・・・?

ともあれ、うおーーー、あの行動には意味があったんだーーー!ということに気づいたので、さっそくGoogle先生に伺ってみた。

5 ways to keep from getting stained teeth(SHE KNOWS HEALTH & WELLNESS)

「歯が着色するのを防ぐための5つの方法」と題して、こんな方法を紹介している。

1. BRUSH(磨け)
2. USE A STRAW(ストローを使え!!!)
3. PICK YOUR TOOTH PASTE CAREFULLY(歯磨き粉は慎重に使え)
4. FLOSS(フロスしろ)
5. DRINK COOLER COFFEE(冷めたコーヒーを飲め)

うお、ストローって言ってる!と思って、その項目をよく読んでみると、

熱い飲み物にはやりたくないでしょうけど、朝のジュースはストローを使ってみてはどう?歯にあたる着色された水分の量を減らせます」

と書いてある。あれ・・・・???
これ、トンデモ(※根拠のない大きな誤解のこと)なんじゃないの?と思ってたら、なんか美女っぽい人のブログも発見。


THE BEST BEAUTY TIP EVS: DRINK COFFEE OUT OF A STRAW. TRUST ME.
(THE SKINNY CONFIDENTIAL)

Drinking coffee out of a straw is worth preserving the whiteness of your teeth.
Oh? I know what you’re thinking: I’m so stupid to pay attention to such little detail? Trust me; you’ll thank me later.

(美女風訳:ストローを使ってコーヒーを飲むことで、歯の白さが保てるのよ。
 ええ、あなたが言いたいことはわかるわ。「そんなに小さいことにまで気を配らなきゃいけないの?」ってことでしょ?信じなさい。後でわたしに感謝することになるわよ)

ほ、ほんとですか・・・・?と訝しんでいたら、お、コメント欄に、「この方法、異論があるわよね(別の美女風訳)」という書き込みがある。
ほーら、やっぱりトンデモなんじゃん?と思って読んでみる。

I say drink coffee & tea (and any other dark/stain-potential) beverages through a straw. I have friends who say the straws give you wrinkles around the mouth.

(別の美女風訳:わたしはコーヒーとかお茶とか、ステインがつくものはストローで飲むべき、と言っているの。でも、「ストローで飲むと口の周りに皺ができるわよ」って主張する友達がいるのよ

皺かいな!!!!
美女の考えてることはわからん。喉はいいの!?


Does drinking through a straw save your teeth from stains?(Yahoo Answers)

最後はYahoo知恵袋。こちらの答えもよくわからない。
砂糖が悪さをするって・・・・何を言っているんだいまさら!!!!


ここまで読んでくださった、美意識の高い読者の方の中には、
「明日からホットドリンクストローで飲まなきゃ!」
と思われた方もいらっしゃるかもしれない。

アメリカのamazonに売ってたわ・・・・ホットドリンク用ストロー・・・・

製品のページ(ここ)に行くと、
「穴が2つ空いていて、飲む量を調整でき、やけどを防ぎます
とうたっている。
・・・・信じられない。信じられないんですけど、ここまで自信満々に言われると大丈夫なような気もしてくる。


ともあれ、お茶が大好きで、毎日多分リットル単位で飲んでいる(そして美意識の低い)わたしの中では、

まあ効果はあるのかもしれないけど、喉やけどしたくない

という結論に達したのであった。


しかし、ホットドリンク×ストローの組み合わせ、次に東京で流行ったりするんじゃないか・・・・と危惧している。
「美意識の高いニューヨーク女子の新常識!トレンドはホットドリンクストロー☆」
なんてコピーが美容雑誌に出ちゃったりして。
どうしよう、次に帰った時に友達みんなマイホットドリンクストロー持ってたら・・・・

日本全国、緑茶をストローですする日は近い!?

・・・・いや、遠くあってくれ。

«「グローバル化」とか言っているからつまずくのです

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